訪問美容の助成金・補助制度|対象になる人、ならない人

訪問美容について

訪問理美容の助成制度は、市区町村ごとにまったく違います。「訪問理容サービス」「理髪サービス」「訪問理髪費助成」など名前もばらばらで、金額・回数・対象になる方の条件まで、市によって大きく異なります。

この記事では、訪問美容ゆびおりが伺っている8市の制度を、市の公式資料をもとにひとつずつまとめました。あわせて、助成の対象にならなかった場合にどうすればよいかもご案内しています。


こんにちは😊
訪問美容ゆびおりです。

毎日暑いですね…!

訪問先へ向かう車の中が、もはやサウナ状態な私です(^^;;

今回は、福祉サービスとして訪問美容を利用される方が使える助成制度のご紹介です◎

「介護保険で訪問美容は使えますか?」というご質問を、本当によくいただきます。

結論からお伝えすると介護保険は使えないのですが、そのかわりに市区町村が独自にやっている助成制度があるんです。

ただこれが、市ごとに内容がまるで違っていて、なかなか分かりにくい…。

ゆびおりの訪問エリア8市ぶん、まとめてみました↓

介護保険と、自治体の助成制度はまったく別のものです

まずここが、いちばん混同されやすいところです。

介護保険は、訪問美容には使えません。

介護保険が使えるのは、生活を維持するうえで必要不可欠と定められた支援に限られていて、理容・美容はその範囲に入っていないためです。

そのかわりにあるのが、市区町村がそれぞれの判断で実施している助成制度

これは介護保険とは別の予算・別の窓口で運営されているもので、中身も市が独自に決めています。制度がある市もあれば、ない市もあるんですね。

ゆびおり訪問エリア8市の助成制度 一覧

まずはざっと全体を↓

対象となる方(要約) 助成の内容
守谷市 訪問理美容にあたる助成制度は設けられていません
取手市 市民税・県民税が非課税で、寝たきり等・認知症等・身体障害者手帳1〜2級のいずれかにより外出が困難な在宅の高齢者 出張費として1回2,000円
年間最大4回
※カット代は自己負担
つくばみらい市 非課税世帯に属する65歳以上の寝たきりの高齢者 無料
年4回
※市が理容師を派遣
常総市 65歳以上で外出が困難な在宅の高齢者のうち、要介護3・4・5のいずれかの認定を受けている方 年額12,000円
(3,000円券×4枚)
坂東市 在宅のおおむね65歳以上のねたきり高齢者・重度の認知症高齢者等で、要介護3以上かつ市民税非課税の方 1回2,000円
(2,000円券×6枚)
柏市 65歳以上で要介護認定を受けている寝たきりの方。対象者と同居親族の市民税所得割額の合算が16万円未満 年4回まで
(利用券を交付)
我孫子市 外出が困難で、家族の介護だけでは理髪ができない方のうち、身体障害者手帳1〜2級・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳1級・市の福祉手当対象者などに該当する方 理容料助成券
1年度4枚まで
※申請月で枚数が変動
野田市 65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯で、老衰・心身の障がい・傷病等により一般の理容サービスの利用が困難な方/要介護3以上の方 訪問費用として1回1,500円

※ いずれも申請・審査が必要です。詳しい内容は、このあと市ごとにご紹介しますね。

市ごとの詳しい内容

ここからは1市ずつ、もう少し細かく見ていきます^ – ^

□ 守谷市

2026年7月現在、守谷市には訪問理美容にあたる助成券の制度は設けられていません。

「え、ないの…」と思われるかもしれませんが、介護に関する他の支援制度はありますので、気になることがあれば市の高齢者福祉の窓口へご相談くださいね。

そして大切なことをひとつ。

助成制度がなくても、訪問美容そのものはご利用いただけます。制度がないからとあきらめてしまう方が時々いらっしゃるので、ここはぜひ知っておいていただきたいです◎

□ 取手市|訪問理容及び美容の助成

対象となる方

在宅で、市民税・県民税が非課税の方のうち、次のいずれかに当てはまる方です。

  • 寝たきり等で、外出が困難な高齢者
  • 認知症等により常時介護を必要とする、外出困難な高齢者
  • 身体障害者手帳1級または2級を所持し、外出困難な高齢者

⇨⇨1回あたり2,000円の出張費用を助成。年間最大4回まで(申請した月によって回数が変わります)。

ここでひとつご注意を。頭髪のカット代金は自己負担となります。助成されるのは、あくまで訪問にかかる出張費の部分です。

利用の流れ

市の高齢福祉課へ年1回申請 → 助成券が交付される → 男性は指定理容所、女性は指定美容所へ連絡して訪問日を決める → ご自宅で施術 → 助成券1枚とカット代金をお支払い、という流れになります。

お問い合わせ
取手市役所 高齢福祉課 高齢者福祉係 電話 0297-74-2141(内線1321)

取手市の公式ページを見る

□ つくばみらい市|理髪サービス

対象となる方

非課税世帯に属する、65歳以上の寝たきりの高齢者の方です。

⇨⇨ご自宅へ理容師を派遣。無料で、年4回まで。

金額の助成ではなく無料というのは、8市の中でもかなり手厚い内容だと思います◎

ただし他の市のように「助成券をもらって好きなお店に頼む」形ではなく、市が理容師を派遣する仕組みである点は、あらかじめ知っておいていただくとよいかもしれません。

お問い合わせ
つくばみらい市 介護福祉課 電話 0297-58-2111

つくばみらい市の公式ページを見る

□ 常総市|理髪サービス

対象となる方

65歳以上で外出することが困難な在宅の高齢者のうち、要介護3・4・5のいずれかの認定を受けている方です。

次の場合は対象外になりますので、ご注意ください。

  • 医療機関に入院中、施設等に入所中の方
  • 利用している介護サービスによっては、助成対象外となる場合があります

⇨⇨年額12,000円(1枚3,000円分の助成券を4枚発行)

利用できるお店

理・美容組合に加入している理・美容店に限られます。依頼する前に、加入の有無をご確認くださいね。

申請場所
常総市 本庁舎 高齢福祉課

常総市の公式ページを見る

□ 坂東市|訪問理髪サービス

対象となる方

坂東市内に住所があり在宅で生活する、おおむね65歳以上のねたきり高齢者・重度の認知症高齢者等で、次のいずれかに該当する方です。

  • 介護保険の介護度が要介護3以上で、市民税を課税されていない方
  • 上記に準ずる状態で、特に市長が認めた方

⇨⇨利用料金は1回につき2,000円。利用券は2,000円券が6枚交付されます。

回数が多めなのが坂東市の特徴ですね。ただし有効期限は、交付を受けた日の属する年度の3月31日まで。年度をまたいでは使えませんのでお気をつけください。

ご注意

対象となるのは、坂東市に所在を置く理容所および美容室から受ける訪問理髪サービスに限られます。

□ 柏市|訪問理髪費助成

対象となる方

  • 65歳以上で、要介護認定を受けている寝たきりの方
  • 対象者および同居親族の市民税所得割額の合算が、16万円未満の方

⇨⇨寝たきりのため理髪店等へ行くことのできない高齢者が、自宅で理髪サービスを受けるための費用の一部を助成。年4回までで、利用券が交付されます。

柏市は所得の要件がはっきり金額で決まっているのが特徴です。ご自身が該当するかどうか分かりにくい場合は、窓口で確認していただくのが確実だと思います。

申請

柏市の「高齢者等在宅福祉サービスの申請をするとき」から申請書をダウンロードして、高齢者支援課へご提出ください。郵送でも受け付けています。

柏市の公式ページを見る

□ 我孫子市|障害者等理容料助成

我孫子市の制度は少し性格が違っていて、高齢者向けというより障害のある方・寝たきりの方を対象とした理容料の助成になっています。

対象となる方

市内に居住し、外出が困難で、かつ家族の介護だけでは理髪を行うことができない方のうち、次のいずれかに該当する方です。

  • 身体障害者手帳の交付を受けており、障害の程度が1級または2級に該当する方
  • 千葉県の療育手帳の交付を受けており、障害の程度が定められた区分に該当する方
  • 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けており、障害等級が1級に該当する方
  • 我孫子市福祉手当支給条例に定める方(医療機関に入院中の方を除く)
  • その他、市長が特に必要と認めた方

申請

毎年度、世帯の前年度の課税状況が分かる書類を添えて申請します。

助成券の枚数

1年度4枚が上限なのですが、ここが我孫子市ならではのポイント。

申請した月によって、交付される枚数が変わります↓

申請した月 年間交付枚数
4月〜6月 4枚
7月〜9月 3枚
10月〜12月 2枚
1月〜3月 1枚

年度の早いうちに申請したほうが、枚数が多くなります。4月〜6月の申請で4枚、1月〜3月だと1枚。
「そのうち申請しよう」と思っているうちに枚数が減ってしまう…ということもあるので、対象になりそうな方はお早めに◎

年度の早いうちに申請したほうが、枚数が多くなります。4月〜6月の申請で4枚、1月〜3月だと1枚。
「そのうち申請しよう」と思っているうちに枚数が減ってしまう…ということもあるので、対象になりそうな方はお早めに◎

助成券の使い方

ご自身で理容店に連絡を取り、決められた日に理容を受けます。その場で、理容料助成券を理容技術者にお渡しください。

券の自己負担額の欄に1,000円と記載されている方は、あわせて理容技術者に1,000円をお支払いください。

自己負担額の欄に金額の記載がない方は、助成券をお渡しいただくだけで結構です。

□ 野田市|訪問理容サービス

対象となる方

  • 65歳以上の一人暮らし、または高齢者のみの世帯で、老衰・心身の障がい・傷病等の理由により一般の理容サービスの利用が困難な方
  • 要介護状態区分が要介護3以上の方

⇨⇨訪問理容サービス利用1回につき、訪問費用1,500円を市から利用者へ助成。

野田市は「一人暮らし・高齢者のみの世帯」という要件があるのが特徴です。ご家族と同居されている場合は、要介護3以上かどうかで判断されることになります。

野田市の公式ページを見る

□ 守谷市|訪問理髪サービス

制度なし

申請の前に、確認しておきたい3つのこと

こうして並べてみると、本当に市ごとに違いますよね(^^;;

実際にご相談をいただく中で「そこが分からなかった」というポイントが、だいたい次の3つに集まります。

1. 「助成されるのは出張費だけ」の市があります

取手市のように、助成の対象が出張費(訪問にかかる費用)のみで、カット代は自己負担というケースがあります。

いっぽうでつくばみらい市のように、施術そのものが無料という市も。

「助成があるから全額まかなえると思っていた」というお声は、けっこう多いです。事前に確認しておくと安心ですね。

2. 使えるお店が指定されていることがあります

これがいちばん見落とされやすいところかもしれません。

多くの市では、助成券を使えるお店に条件がついています。

  • 市の指定を受けた理容所・美容所であること(取手市)
  • 理美容組合に加入している店であること(常総市)
  • その市内に所在する理容所・美容室であること(坂東市)
  • 市が理容師を派遣する形式(つくばみらい市)

つまり、助成券が使える事業者と、ご希望の事業者が一致しないことがあるということです。

助成券のご利用を前提にお考えの場合は、お住まいの市の窓口で「どのお店が対象になるのか」を先にご確認いただくのが確実です。

3. カット以外は対象外のことがほとんどです

制度の名前が「理髪サービス」「訪問理容」となっているとおり、助成の対象はカット(調髪)に限られるのが一般的です。

カラーやパーマをご希望の場合は、助成の対象外となる可能性が高いとお考えください。

助成が使えなくても、訪問美容はご利用いただけます

ここまで読んでくださって、「うちは対象にならないかも…」と感じた方もいらっしゃると思います。

実際、こういう理由で助成が使えないケースは珍しくありません。

  • 所得・課税の要件を超えていた
  • 要介護認定をまだ受けていない、または介護度が足りない
  • 年間の利用回数を使い切ってしまった
  • カラーやパーマを希望している
  • 助成券を使えるお店が限られていて、頼みたい事業者に使えない
  • そもそも制度がない市に住んでいる(守谷市など)

でも、ここはぜひ覚えておいていただきたいのです。

どの場合でも、訪問美容そのものはどなたでもご利用いただけます。

ご自宅や施設へ美容師が伺うサービスは、年齢や要介護度、所得の条件なくお申し込みいただけます。

「制度が使えないと分かって、どうしようかと思っていた」というご相談は、日常的にいただいています。

ひとりで悩まずに、まずはお気軽にご相談くださいね😊

よくあるご質問

訪問美容に介護保険は使えますか?
介護保険は使えません。介護保険が適用されるのは、生活を維持するうえで必要不可欠と定められた支援に限られており、理容・美容はその範囲に含まれていないためです。

ただし、これとは別に市区町村が独自に実施している助成制度があります。名称は「訪問理容サービス」「理髪サービス」「訪問理髪費助成」など自治体によって異なります。介護保険とは別の制度ですので、お住まいの市区町村の高齢者福祉の窓口へお問い合わせください。

助成の対象になるのは、どんな人ですか?
条件は自治体ごとに定められていますが、多くの制度で次のような要件が設けられています。

・65歳以上であること
・要介護認定を受けていること(要介護3以上など、度合いを指定する自治体もあります)
・寝たきりなどにより、理容室・美容室へ行くことが困難と認められること
・所得や課税に関する要件(本人および同居のご親族の市民税額など)
・施設や病院に入所・入院していないこと

ご自身が対象になるかどうかは、お住まいの市区町村の窓口でご確認いただくのが確実です。「たぶん無理だろう」と思っていた方が、実は対象だったというケースもあります。

助成券は、どこの美容師さんでも使えますか?
いいえ、多くの自治体で、使えるお店に条件が設けられています。

・市の指定を受けた理容所・美容所であること
・理美容組合に加入している店であること
・その市内に所在する理容所・美容室であること
・市が理容師を派遣する形式で、利用者が店を選べない

そのため、助成券が使える事業者と、ご希望の事業者が一致しないことがあります。助成券のご利用を前提にお考えの場合は、事前に市の窓口で「どのお店が対象になるか」をご確認ください。

守谷市には助成制度がないのですか?
2026年7月現在、守谷市には訪問理美容にあたる助成券の制度は設けられていません。

ただし、助成制度の有無にかかわらず、訪問美容はご利用いただけます。ご自宅や施設へ美容師が伺うサービスは、年齢や要介護度、所得の条件なくお申し込みいただけます。制度がないからといって、あきらめる必要はありません。

助成が使えなかった場合、どうすればよいですか?
助成が使えないケースは、決して珍しくありません。よくあるのは次のような場合です。

・所得・課税の要件を超えていた
・要介護認定をまだ受けていない、または介護度が足りない
・年間の利用回数を使い切ってしまった
カラーやパーマを希望している(助成の対象を「カット」に限定している自治体がほとんどです)
・助成されるのは出張費用のみで、施術料金は自己負担だった
・助成券を使えるお店が限られていた

いずれの場合も、訪問美容そのものはどなたでもご利用いただけます。ご自宅や施設へ美容師が伺うサービスは、年齢や要介護度の条件なくお申し込みいただけます。

「制度が使えないと分かって、どうしようかと思っていた」というご相談は日常的にいただいています。お気軽にお問い合わせください。

それぞれ手続き・申請等は必要になりますので、詳しくは各市町村へお問い合わせくださいね^ – ^

※ 本記事の内容は2026年7月時点で各市の公式資料をもとに確認したものです。助成制度の名称・金額・条件・対象となる施術の範囲は自治体ごとに異なり、予告なく変更される場合があります。申請の前に、必ずお住まいの市区町村の窓口で最新の内容をご確認ください。

お住まいの市の訪問美容について

ゆびおりが伺っている各市のページで、対応エリアやサービス内容をご案内しています↓

よくあるご質問

訪問美容に介護保険は使えますか?
介護保険は使えません。介護保険が適用されるのは、生活を維持するうえで必要不可欠と定められた支援に限られており、理容・美容はその範囲に含まれていないためです。

ただし、これとは別に市区町村が独自に実施している助成制度があります。名称は「訪問理美容サービス」「訪問理髪費助成」など自治体によって異なります。介護保険とは別の制度ですので、お住まいの市区町村の高齢者福祉の窓口へお問い合わせください。

助成の対象になるのは、どんな人ですか?
条件は自治体ごとに定められていますが、多くの制度で次のような要件が設けられています。

・65歳以上であること
・要介護認定を受けていること(要介護3以上など、度合いを指定する自治体もあります)
・寝たきりなどにより、理容室・美容室へ行くことが困難と認められること
・所得に関する要件(本人および同居のご親族の市民税額など)
・施設や病院に入所・入院していないこと

また、市が指定した事業者による施術であることを条件としている自治体もあります。

ご自身が対象になるかどうかは、お住まいの市区町村の窓口でご確認いただくのが確実です。「たぶん無理だろう」と思っていた方が対象だったケースもあります。

助成が使えなかった場合、どうすればよいですか?
助成が使えないケースは、決して珍しくありません。よくあるのは次のような場合です。

・所得の要件を超えていた
・要介護認定をまだ受けていない
・年間の利用回数を使い切ってしまった
カラーやパーマを希望している(助成の対象を「カット」に限定し、髪染め・パーマを除外している自治体があります)
・助成されるのは出張費用のみで、施術料金は自己負担だった

いずれの場合も、訪問美容そのものはどなたでもご利用いただけます。ご自宅や施設へ美容師が伺うサービスは、年齢や要介護度の条件なくお申し込みいただけます。

「制度が使えないと分かって、どうしようかと思っていた」というご相談は日常的にいただいています。お気軽にお問い合わせください。

※ 助成制度の名称・金額・条件・対象となる施術の範囲は自治体ごとに異なり、変更される場合もあります。申請の前に、必ずお住まいの市区町村の窓口で最新の内容をご確認ください。

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